思考錯誤

細々とオタク関連のあれこれを書いてます。

なぜオタクはニコニコ動画を語れないのか
すごいです。紹介した記事は、ぜひ読むべき。
長いけど、とてもすばらしいです。
以下、感想っぽいもの。

最近、ニコ動に見るオタクのヌルさなんて物を書いたが、ニコ動を中心に発生した「ライトオタク」は、知識だとか考察だとか、そんな物はどうでもいいのだろう。
考えすぎず、そして考えなさ過ぎず、無数に存在する動画を息をするように楽しむ。
こねくり回された理屈を語り合ったり、裏にある設定に思いを巡らせたりはしない。

そして、そこで飛び交うのは極めて衝動的なコメントである。
「アクエリオン」が流れれば、「愛してるー」と書き込み、面白ければ「w」を投稿する。
流れている音楽の作詞・作曲は誰だとか、このキャラにはこういう設定があるんですよ、と言った長ったらしいコメントはそれほど歓迎されない。
たまに見かけることもあるが、そうした「先生役」は、「第三世代」的オタクであり、従来的な知識のひけらかしはニコ動の「空気」を読めているとは言いがたい。

いわば、「半モテ男」の輪の中に「非モテオタク」がいる状態だ。
「モテ男」よりは共通部分があるが、完全に分かり合う事は無い。
ただ動画を楽しむために、時々引用されるデータベースでしかない。
そこから先の深みに足を踏み入れる事は無く、二者はけっして交わらない。
考えてみれば、「空気を読めない」ことに対する恐怖と「オタク」のレッテルを貼られる事への恐怖は似ている。

今、オタクはあらゆるコンテンツに囲まれている。
そのすべて、いやそのごく一部でも極める事など不可能だし、仮に極めたとしてもそれを自慢できる他者は別のジャンルを嗜好している。
全オタクに誇れるステータスは存在し得ず、ただ「自分が楽しければいい」環境になりつつある。
紹介した記事で語られる第四世代は、コンテンツの氾濫に晒されるオタクの、現状に適応した進化系なのかもしれない。

ニコ動内の現象の説明には納得なんだけど
認知系=聴覚系=ライト とすると声優オタはライト率が高いことになる。でも実際には濃い人が集まっているように見える。そこには認知系を上回るどんな力が働いているのだろうか。それとも東京から観測すると違う形が見えてくるんだろうか。

2008.05.14 16:43 URL | kou #- [ 編集 ]












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