恋チョコ終了。
久しぶりにちゃんと、一つの作品についてまとまった量の感想を書こうかと思う。
ネタばれ注意。
恋と選挙とチョコレート。
この三つの語の連なりが何を指し示すのか。
恐らくそれぞれ、「主人公の問題」「物語の主軸」「メインヒロイン=千里の問題」である。
作品構成上、千里の問題に触れずに他のヒロインとイイ仲になる事は不可能なので、彼女を中心としたルート開放型の体を取ってプレイヤーに「千里の問題」を把握させつつ、各ヒロインルートの中盤~終盤にかけて、「千里の失恋」を描き、作中の関係性のバランスを崩さないようにしている。
そのため、どのルートでもそれなり以上に出張る千里を気に入るか否かで、作品評価が結構分かれてくるだろうな、と感じた。
個人的な意見としては、キャラクターとして不満は無いものの、メインヒロインとしての格に欠ける印象を受けた。
作品の主軸となる選挙であるが、マンモス学園(全校生徒5000人だっけ?)、また設定上大きなな権力を持つ生徒会である事もあり、巷のエロゲー作品に比べて政治色の濃い内容になっていたように思う。それはまた同時に、ライターなりディレクターなりと言った制作側の、政治的なスタンス・イデオロギーを何となく反映しているような気がしなくもない。「ケートク生」の存在とその問題は、現実の生活保護バッシング的な物に通じる部分があるし。
まあ、そういう話は置いておいて。
「弱小候補が大躍進」という、類型的ではあるがそれ故に親しまれやすい展開と、その原動力となるショッケンメンバーの団結力、「やるときはやる」演説に長けた主人公という要素。
これらで物語られる選挙戦は、過大な期待をしなければ十分満足できる出来だと思う。
ただ、積極的な広報・宣伝で期待を煽って発売を迎えた本作にあって、平均的なエロゲー(そんなものはないけど)との、物語面での明確な違いを感じる事は、残念ながら自分には出来なかった。
例えば、「演説に長けた主人公」の再現力であったり、メンバーの知略謀略であったり、選挙において訴求点となる改革案の奇抜さ・説得力であったりするが、そういった面で強烈な印象を残す事が出来なかった点は、マイナスと取られても仕方が無いと思う。
選挙に勝とうが負けようが、最後に戻ってくるのはショッケン部室だという締め方に、日常の強度をみた。
選挙戦を通じて、「学園の問題」を知ってもなお、生徒(副)会長としてではなく、一部員としての立場が優先されると言う態度。
演出面。
前述した、「千里の失恋」や、その他ヒロインと真に結ばれる、所謂「決めのシーン」で、強制オートモードに移行するが、ぶっちゃけテンポが悪い。
ボーカル曲のBGMとの同期や雰囲気作りの面からそうしたのだと思うけれど、別段相互作用があるわけでもなく、「盛り上げたいシーン」であることを意識してしまい、逆に冷めた。
後、立ち絵差分がちょっと少ないかな、と思う。
全体的に重め。
ビジュアル面。
パッケージ絵や一部のCGとそれ以外で結構差があるかな、と思った。
原画がいい、というよりも塗りが凄い気がする。
その他。
ここ最近多い、「なんとなく豪華」感のある作品は、どこからそれを生んでいるのだろうか。
UIの見た目豪華さ(良さとはまた別)から来るものかな、と思うのだけれど、演出面を始め複数の視点が必要だろう。本作も、「なんとなく豪華」感を感じた。
派手な広報・宣伝は、期待値をひたすらに高める諸刃の剣だと改めて思う。
初動で商品としての成否がほぼ決まるエロゲーにあって、「発売前の評判」(がそもそも単なる印象論の産物なのだが)を高める事はもちろん正しいのだけれど。
なんというか、モヤモヤする。
まあ、単なるいちユーザーは、売上だなんだを語る前に、粛々とプレイし自分の言葉で物を語る事が正しい態度だとは思うのだけれど。
「ハズレ」ではないので、ほとぼり(色んな意味で)が冷めたころに、学園物をプレイしたくなったら手を出すぐらいの気持ちで良いと思います。
この三つの語の連なりが何を指し示すのか。
恐らくそれぞれ、「主人公の問題」「物語の主軸」「メインヒロイン=千里の問題」である。
作品構成上、千里の問題に触れずに他のヒロインとイイ仲になる事は不可能なので、彼女を中心としたルート開放型の体を取ってプレイヤーに「千里の問題」を把握させつつ、各ヒロインルートの中盤~終盤にかけて、「千里の失恋」を描き、作中の関係性のバランスを崩さないようにしている。
そのため、どのルートでもそれなり以上に出張る千里を気に入るか否かで、作品評価が結構分かれてくるだろうな、と感じた。
個人的な意見としては、キャラクターとして不満は無いものの、メインヒロインとしての格に欠ける印象を受けた。
作品の主軸となる選挙であるが、マンモス学園(全校生徒5000人だっけ?)、また設定上大きなな権力を持つ生徒会である事もあり、巷のエロゲー作品に比べて政治色の濃い内容になっていたように思う。それはまた同時に、ライターなりディレクターなりと言った制作側の、政治的なスタンス・イデオロギーを何となく反映しているような気がしなくもない。「ケートク生」の存在とその問題は、現実の生活保護バッシング的な物に通じる部分があるし。
まあ、そういう話は置いておいて。
「弱小候補が大躍進」という、類型的ではあるがそれ故に親しまれやすい展開と、その原動力となるショッケンメンバーの団結力、「やるときはやる」演説に長けた主人公という要素。
これらで物語られる選挙戦は、過大な期待をしなければ十分満足できる出来だと思う。
ただ、積極的な広報・宣伝で期待を煽って発売を迎えた本作にあって、平均的なエロゲー(そんなものはないけど)との、物語面での明確な違いを感じる事は、残念ながら自分には出来なかった。
例えば、「演説に長けた主人公」の再現力であったり、メンバーの知略謀略であったり、選挙において訴求点となる改革案の奇抜さ・説得力であったりするが、そういった面で強烈な印象を残す事が出来なかった点は、マイナスと取られても仕方が無いと思う。
選挙に勝とうが負けようが、最後に戻ってくるのはショッケン部室だという締め方に、日常の強度をみた。
選挙戦を通じて、「学園の問題」を知ってもなお、生徒(副)会長としてではなく、一部員としての立場が優先されると言う態度。
演出面。
前述した、「千里の失恋」や、その他ヒロインと真に結ばれる、所謂「決めのシーン」で、強制オートモードに移行するが、ぶっちゃけテンポが悪い。
ボーカル曲のBGMとの同期や雰囲気作りの面からそうしたのだと思うけれど、別段相互作用があるわけでもなく、「盛り上げたいシーン」であることを意識してしまい、逆に冷めた。
後、立ち絵差分がちょっと少ないかな、と思う。
全体的に重め。
ビジュアル面。
パッケージ絵や一部のCGとそれ以外で結構差があるかな、と思った。
原画がいい、というよりも塗りが凄い気がする。
その他。
ここ最近多い、「なんとなく豪華」感のある作品は、どこからそれを生んでいるのだろうか。
UIの見た目豪華さ(良さとはまた別)から来るものかな、と思うのだけれど、演出面を始め複数の視点が必要だろう。本作も、「なんとなく豪華」感を感じた。
派手な広報・宣伝は、期待値をひたすらに高める諸刃の剣だと改めて思う。
初動で商品としての成否がほぼ決まるエロゲーにあって、「発売前の評判」(がそもそも単なる印象論の産物なのだが)を高める事はもちろん正しいのだけれど。
なんというか、モヤモヤする。
まあ、単なるいちユーザーは、売上だなんだを語る前に、粛々とプレイし自分の言葉で物を語る事が正しい態度だとは思うのだけれど。
「ハズレ」ではないので、ほとぼり(色んな意味で)が冷めたころに、学園物をプレイしたくなったら手を出すぐらいの気持ちで良いと思います。
「恋と選挙とチョコレート」という作品を通して、お邪魔させていただきます。
レビューを書いてる姫榊舞と申す者です。
今回この作品をプレイするに当たって感想を纏めてる際こちらのブログにたどり着きました。
私とは別の視点で厳格にそして鋭い指摘で感想を纏めてるのに驚きコメントをさせていただきました。
私はレビューの掲載には作品の好点的部分をできるだけ引き出し、読んだ人に作品に触れる小さな切っ掛けになればいいと想い作品をとりあげてますが、tekitouotokoははっきりとした態度と説得力のある文章と指摘があって、また私の目につかなかった事に鋭く自分の考えをのべていて良い勉強になりました。
宜しければ相互リンクをお願いしたいのですが、宜しいでしょうか。
トラックバックURL↓
http://tekitounaotoko.blog4.fc2.com/tb.php/568-6cc3224d
| ホーム |



