思考錯誤

細々とオタク関連のあれこれを書いてます。

もうアニメはネット配信だけでいいんじゃなかろうか
興味深い記事があったのでそこにリンク。
触発されて、俺も深夜アニメについて考えてみた。
以下、長文・駄文につき続きからどうぞ。
そもそも、何で多くのアニメが深夜に放送されるのだろう。
放送業界に詳しいわけではないので、予想でしかないが、おそらく単純に枠がないからだろう。

テレビの放送枠は、土地の問題として想像すると分かりやすい。
アニメの本数が増加するに従い、それを放送する時間帯(=土地)が足りなくなり、深夜という領域を開拓してそこにアニメが住み着いたと言う事だろう。
また、アニメ自体の内容が夕方やゴールデンタイム(=人口の集まる土地)にやるような物から乖離していったということもあるだろう。

このように、深夜帯に住み着いたアニメだが、そこから追い出されるかもしれない。
それが、この記事(深夜アニメが無くなってしまうかもしれません)に書かれている。
簡単に言うと、環境のため、深夜帯を無くそう、と言うものだ。
「環境のため」、とか色々環境問題について言いたい事があるのだが、それはこの話に関係ないので省略。
当然、そこに住み着いているアニメは居場所を失う形となる。


アニメが次に行き着く先として、考えられるのが専門チャンネル、そしてネットである。

まず、専門チャンネル。
現在の専門チャンネルは、アニメシアターX (AT-X) 、キッズステーション 、アニマックス 、カートゥーン ネットワーク 、ニコロデオン 、ディズニー・チャンネル 、トゥーン・ディズニーが挙げられる。(ウィキペディアより
このような専門チャンネルや、CATV、衛星放送局などでアニメを放送するのだ。
だが、俺はこれは日本では主流にならないと思う。
周知の通り、日本では地上波放送局が大きな力を持ち、そもそも日本人に「チャンネルを買う」と言う発想が欠けている。
これは、日本の放送業界の発展の歴史と大きなかかわりを持つのだろう。
残念ながら、この意識を変えていくのはそう簡単なものではないし、「環境を整えなければアニメが見られない」となると、アニメ人口が低下する要因にもなりかねない。
だが、収益モデルとしては、加入者の使用料・CM料・DVD販売と、従来のモデルからそうかけ離れたものではないので、製作側からすると移行するのは比較的容易であろう。


そして、もう1つの有力な行き先がネットである。
有料、あるいは無料でウェブサイト上でアニメを配信するというものだ。
現在でも、さまざまなサイトで有料、あるいは無料でアニメが配信されている。
が、今のところそのほとんどは過去の作品を配信しているのみで、新規作品の配信はOVA作品のプロモーションとして第1話を配信、のような形がほとんどである。
新作の配信となると、未知の部分が多いが、考えられる事を幾つか。なお、1番始めに紹介した記事の中ですでに色々な点が指摘されているので、なるべく重複しないように挙げていく事にしたい。

まず、収益モデルが確立されていない点。
有料の場合なら配信料・DVD販売・広告が主な収入源となるのだろうが、テレビとネットとの広告の扱いの違いや、単純な広告単価の問題、有料の場合ならそれを支払うというデバイド、と業界に詳しくない自分でも容易に従来との違いや問題点を指摘できる。
つまり、それほど未知の部分が多いのだ。
まあ、こういうのはある程度の見通しを決めたら、やって見なければ判らない部分があるのだが。

次に、視聴者の拡散。
今までだと、テレビでやると言うだけでそれ自体が宣伝になっていたが、ネットで配信するとなると、いわば「情報の波」に飲まれて潜在的な視聴者に存在自体を認知されない危険性がある。
また、ウェブで配信することは、作品の公開を容易にすることにもつながり、質の低いアニメが氾濫して、質の高い、本来もっと利益を得るべき作品を作った会社に利益が配分されないと言う危険性がある。

そして、複製が容易になってしまうと言う問題。
なにかしらのツールを使って、作品が複製されニコニコやYouTubeなどの動画サイトにアップロードされる可能性が、ウェブ配信と言う性質上高まってしまうかもしれない。
製作側とツールの開発者側のいたちごっこが起こるかも知れない。

ここまで問題点を挙げたが、利点もある。

まず、時間に縛られないと言う点。
配信期日をある程度の期間設ければ(おそらく次の配信まで、と言う形がもっとも一般的だろうが)、ユーザーは好きな時間に作品を見ることが出来る。
これは、深夜放送や専門チャンネルには無い、ウェブだけの利点である。

また、DVDやグッズの販売がすぐに行える点。
作品が気に入ったら、すぐにリンクからDVDやグッズを購入する事ができる。
深夜放送や専門チャンネルなら、番組を見てから関連商品を購入するまでに時間が必要となり、その間に熱が冷めてしまう可能性があるが、ウェブ配信なら「欲しい!」と思ったらすぐに購入する事ができる。


自分としては大分長い文を書いたが、最後に。
ウェブ配信なら、制作会社は共同で一つのウェブサイトで配信を行ったほうがいいと思う。
問題点として挙げた、視聴者の拡散は避けられるし、技術的・資金的にもその方が安定すると思う。

だけど個人的な意見として、深夜アニメは無くならないと思う。
ウェブ配信との並立は進むとは思うが。

どのような方向性に行くのか、正確な事は言えないが、アニメの本数の問題・収益の問題・クリエイターの問題など、アニメのこれからを具体的に考える必要があるのは間違いないだろう。

長文・駄文失礼しました。












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